この記事でわかること

  • WordPressの投稿と固定ページの違い(並び方・カテゴリー・フィード・親子の階層)
  • お知らせや会社案内を、どちらで作るかの決め方
  • 固定ページに親ページを決めて、階層にする手順
  • トップページに固定ページを表示する設定と、つまずきやすいところ

WordPressで新しいページを作ろうとすると、管理画面のメニューに「投稿」と「固定ページ」の2つがあり、どちらで作るかで迷うことがあります。この記事では、投稿と固定ページの違いと、お知らせや会社案内をどちらで作るかの決め方を紹介します。

内容は、2026年10月25日にWordPress.orgの公式のドキュメントで確かめました。管理画面の日本語の名前は、WordPressの公式の翻訳(開発版の7.1)で確かめています。特定のプラグインやサーバー会社の画面は扱いません。

先に結論: 日付と一緒に読むものは投稿、いつ読んでも同じものは固定ページ

先に結論を書くと、お知らせやブログの記事のように日付と一緒に読まれるものは投稿で、会社案内や問い合わせのようにいつ読んでも内容が変わらないものは固定ページで作ります。 違いをまとめると、次のとおりです。

比べること 投稿 固定ページ
並び方 新しい順 日付と無関係
カテゴリー 付けられる 初期は不可
フィード 載る 載らない
主な使い道 お知らせ 会社案内

投稿とは

公式の資料では、ふだんのブログの記事を書くときは投稿を使うとしています。初期の設定では、投稿はブログのトップページに新しい順に並びます。管理画面の投稿の一覧でも、新しい投稿が先に表示されます。

投稿には、カテゴリーやタグを付けられます。投稿の一覧では、カテゴリーのリンクを押すと、そのカテゴリーの投稿だけに絞って表示できます。また、表示設定の資料では、サイトのフィードには最近の投稿が載るとしています。

固定ページとは

固定ページは、日付の順に並ばない内容のためのものです。公式の資料では、自分やサイトについての、いつ読んでも当てはまる情報を載せるのによく使われるとしています。例として挙げているのは、サイトの紹介、問い合わせ、プライバシーポリシー、会社の情報などです。

固定ページを作ったあとで、サイトのナビゲーションのメニューに加えると、訪れた人がそのページを見つけられるようになります。固定ページの数に決まりはなく、作ったあとも何度でも書き直せます。

投稿と固定ページの違い

公式の資料では、題と本文があり、テーマのテンプレートでサイト全体の見た目がそろう点は、投稿と固定ページで同じだとしています。固定ページもファイルではなく、投稿と同じようにデータベースに入ります。そのうえで、固定ページには次のような違いがあります。

  • 日付の順の表示に出ない: 固定ページは、ブログの日付の順の表示に並びません
  • カテゴリーやタグがない: 初期の設定では、固定ページにカテゴリーやタグは付けられません
  • フィードに載らない: 固定ページは、サイトのフィード(RSSなど)に含まれません
  • 親子の階層を作れる: 固定ページは、親ページと子ページに分けて整理できます

どちらで作るかの判断

判断の目安は、「読む人が、そのページの日付を気にするか」です。

  • 投稿で作るもの: 新しいサービスの案内、休業日のお知らせ、活動の報告など。日付と一緒に読まれ、新しいものから並んでほしい内容です
  • 固定ページで作るもの: 会社案内、問い合わせ、プライバシーポリシーなど。いつ読んでも同じで、メニューから開いてほしい内容です

迷うときは、「1年後にこのページを読んだ人が、古い話だと感じるか」を考えます。古くなる話なら投稿、古くならない話なら固定ページが向いています。公式の資料では、固定ページだけのWordPressのサイトもあり得るとしているので、お知らせを出さないサイトなら投稿を使わなくてもかまいません。

会社やお店のサイトで、どのページを作るか自体が決まっていないときは、ページを作り始める前に、サイトの構成を決める人と一覧を作っておくと迷いが減ります。サイトをこれから用意する場合の順番は、WordPressブログの始め方で紹介しています。

手順: 固定ページに親ページを決める

ここでは、「会社案内」の固定ページを親にして、その下に「アクセス」の固定ページを置く例で説明します。公式の資料の手順をもとにしており、テーマや編集画面の版によって表示の場所が少し違うことがあります。

  1. 固定ページを新しく作る: 管理画面の左のメニューの「固定ページ」から、「固定ページを追加」を開きます
  2. 題と本文を入れる: 題に「アクセス」と入れて、本文を書きます
  3. 親を選ぶ: サイドバーの「ページ属性」にある「親ページ」の一覧から、「会社案内」を選びます
  4. 並ぶ順を決める: 「順序」に1を入れると、初期のメニューでこのページが先に並びます。2つ目以降には2、3と大きい数を入れます
  5. 公開する: 内容を確かめてから公開します

公式の資料では、親子にした固定ページは、URL(パーマリンク)にも階層が表れるとしています。たとえば、親の固定ページのURLが「/company/」なら、子のページは「/company/(子のページの名前)/」の形になります。

トップページに固定ページを表示する

初期の設定では、サイトのトップページに最新の投稿が並びます。会社のサイトのように、トップページに決まった案内を出したいときは、表示設定を変えます。

  1. 管理画面の「設定」→「表示設定」を開きます
  2. 「ホームページの表示」で「固定ページ (以下で選択)」を選びます
  3. 「ホームページ」に、トップにする固定ページを選びます
  4. 「投稿ページ」に、お知らせの一覧を出すための固定ページを選びます
  5. 変更を保存し、サイトのトップページとお知らせの一覧のページを開いて確かめます

公式の資料では、ホームページと投稿ページに同じ固定ページは選べないとしています。設定を変える前に、トップ用と一覧用の2つの固定ページを作っておきます。元に戻すときは、「ホームページの表示」を「最新の投稿」に選び直して保存します。

つまずきやすいところ

  • お知らせを固定ページで作る: 固定ページは日付の順に並ばず、フィードにも載らないため、新しいお知らせを出してもブログの一覧には出てきません。お知らせは投稿で作ります
  • 固定ページにカテゴリーを付けようとする: 初期の設定では付けられません。固定ページを分けて整理するときは、親ページを決めて階層にします
  • 投稿ページを選ばない: 表示設定の資料では、投稿ページを選ばないと、投稿にはカテゴリーやアーカイブなどのリンクからしかたどり着けないとしています
  • 投稿ページをパスワードで守れると思い込む: 表示設定の資料では、投稿ページに選んだ固定ページにパスワードを付けても、投稿ページを見る人にパスワードは聞かれないとしています。公開状態の使い分けは、WordPressの記事の公開状態の使い分けで紹介しています
  • だれでも会社案内を書き換えられるようにする: 固定ページを直せる人を絞る考え方は、WordPressのユーザー権限の決め方で紹介しています

まとめ

  • 日付と一緒に読まれるお知らせは投稿で、いつ読んでも同じ会社案内や問い合わせは固定ページで作ります
  • 固定ページは日付の順に並ばず、初期の設定ではカテゴリーやタグがなく、フィードにも載りません
  • 固定ページは「ページ属性」の「親ページ」で階層にでき、URLにも階層が表れます
  • トップページに固定ページを出すときは、表示設定でホームページと投稿ページに別々の固定ページを選びます