この記事でわかること

  • WordPressのサイトヘルスの場所と、ステータス・情報の2つのタブの違い
  • ステータスに出る、重大な問題・おすすめの改善・合格したテストの意味
  • 重大な問題によく出る項目と、それぞれを見る場所
  • 直す順番と、サーバー会社に相談する場面

WordPressの管理画面には、サイトの状態を診断するサイトヘルスという画面があります。「重大な問題」や「おすすめの改善」として項目が並ぶと、どこから手を付けるか迷うこともあります。この記事では、画面の読み方と直す順番を整理します。

拠り所にしたのは、WordPress.orgの公式の資料「Site Health screen」です(最終更新は2026年7月12日、原文は2026年10月30日に確認)。この記事を書く作業PCにはWordPressを入れていないので、サイトヘルスの画面そのものは開いていません。テーマやプラグインを選んで勧めることもしません。

結論: 重大な問題から、安全に関わるものを先に

まとめると、ステータスのタブの「重大な問題」から順に見て、安全に関わる項目を先に直します。 情報のタブは、直すときに今の設定を確かめるために使います。

見るもの 使い方
重大な問題 先に直す
おすすめの改善 次に直す
合格したテスト 確かめるだけ
情報のタブ 今の設定を見る

サイトヘルスの場所と2つのタブ

サイトヘルスは、管理画面の「ツール」→「サイトヘルス」にあります。公式の資料では、WordPressがサイトの状態を診断する画面で、タブが2つあると説明しています。

  • ステータス: WordPressの設定について大事な情報と、目を向けたほうがよい項目を見る画面です
  • 情報: テーマ・プラグイン・メディアなど、サイトの技術的な面をこまかく見る画面です。すべての情報をクリップボードにコピーする機能もあります

ステータスに出る3つの区分

ステータスの項目は、深刻さで3つに分けて並びます。

  • 重大な問題: 安全上の弱点になりうる部分や、性能の深刻な問題です。直し方も示されます
  • おすすめの改善: サイトにとって重大ではないものの、安全と性能のために変えたほうがよい項目です
  • 合格したテスト: サイトヘルスが調べて、問題がなかった項目です

重大な問題によく出る項目

公式の資料が例に挙げている重大な問題のうち、よく目にしそうなものを抜き出しました。

  • バックグラウンドの更新が期待どおりに動いていない: 今の版に安全のための更新が出たときに、WordPressが自動で更新できるようにする仕組みです。自動更新の決め方は、WordPressのプラグインとテーマの自動更新の決め方で紹介しています
  • WordPress.orgに接続できない: 新しい版の確認や、本体・テーマ・プラグインの入れ直しと更新には、WordPressのサーバーとのやり取りが要ります
  • エラーをサイトの訪問者に表示する設定になっている: エラーを調べるための設定(デバッグ)は、公開しているサイトには出すべきでない情報を含むことがあります
  • エラーを、誰でも見られるかもしれないファイルに記録している: 同じく、記録したエラーに知られたくない情報が含まれることがあります
  • 古い版のPHPで動いている: 種類は「セキュリティ」です。上げる前の確かめ方は、WordPressのPHPのバージョンを上げる前に確かめることにまとめています
  • 更新を待っているプラグインがある: プラグインはサイトの奥まで触れられるため、更新しておくことが大切だとされています

情報のタブで見られること

情報のタブには、使っているWordPressの版、有効・無効のプラグインやテーマの数などが並びます。公式の資料では、サーバーの構成・データベース・権限に関する技術的な情報も含まれるとしています。

ここにはパーマリンクの形、HTTPSを使っているか、検索エンジンに登録しないよう求める設定になっているか、といった項目もあります。情報のタブは見るだけの画面で、ここから設定は変えられません。HTTPSへの切り替えの確かめ方は、WordPressのサイトをHTTPSにするときに確かめることで紹介しています。

手順: サイトヘルスを見て直す

公式の資料の区分をもとに、直す順番を整理しました。

  1. ステータスを開く: 「ツール」→「サイトヘルス」を開き、重大な問題・おすすめの改善の数を控えます
  2. 重大な問題を1つずつ読む: それぞれの項目を開き、示された直し方と、どの画面で直すかを確かめます
  3. 安全に関わるものから直す: 種類が「セキュリティ」の項目や、デバッグの表示・記録、更新の止まりを先に片付けます
  4. サーバーの設定が要るものを分ける: PHPの版・サーバーとの通信・ファイルの書き込みの権限など、サーバー側の作業が要るものは、サーバー会社の案内を確かめてから進めます
  5. もう一度ステータスを見る: 直した項目が合格したテストに移ったかを確かめます

自分で直すか、相談するかの判断

目安は、「WordPressの管理画面の中だけで直せるか」です。プラグインの更新や、設定の画面で変えられる項目なら、自分で直せます。

公式の資料では、サーバーの区分の設定(PHPの実行時間の上限など)を変えたいときや、必要なフォルダに書き込めないときは、サーバー会社への連絡が要ることがあるとしています。設定ファイルやサーバーの管理画面を触る作業に自信がないときは、使っているサーバー会社のサポートで確かめてから進めます。

つまずきやすいところ

  • おすすめの改善から手を付ける: 数の多いおすすめの改善より、重大な問題を先に見ます
  • 情報のタブをそのまま人に渡す: サーバーやデータベースの技術的な情報が含まれます。見せる相手と範囲を選びます
  • デバッグの設定を戻し忘れる: エラーを調べるために表示や記録を有効にしたら、終わった後に戻します。サイトヘルスに重大な問題として出ることがあります
  • 表示の遅さもここで見たい: サイトヘルスのほかに、画像・プラグイン・キャッシュの順に確かめる方法は、WordPressの表示が遅いときに確かめることで紹介しています
  • パーマリンクの項目を見て設定を変えたくなった: 公開した後に変える前の確かめ方は、WordPressのパーマリンク設定を決める・変える前に確かめることにまとめています

まとめ

  • サイトヘルスは「ツール」→「サイトヘルス」にあり、ステータスと情報の2つのタブがあります
  • ステータスは、重大な問題・おすすめの改善・合格したテストの3つに分かれます
  • 重大な問題の、安全に関わる項目から先に直します
  • サーバーの設定が要る項目は、サーバー会社の案内を確かめてから進めます