この記事でわかること

  • 「設定」→「ディスカッション」で決められること
  • コメントを受け付けるか、公開の前に承認するかの決め方
  • スパムのコメントを減らす設定と、その注意
  • 届いたコメントを「コメント」の画面で確かめる方法

WordPressでブログを始めると、コメントの設定は最初のままにしていることがよくあります。そのままだと、知らない間に宣伝のコメントが並んだり、承認待ちのコメントに気づかなかったりします。この記事では、コメントの設定の項目の意味と、サイトに合わせて見直す手順を紹介します。

項目の意味は、WordPress.orgの公式の資料で確かめています(確認日は2026年10月23日)。画面に出る項目の名前は、公式の日本語の翻訳と同じ表記です。おすすめのプラグインやサーバー会社の紹介と、会社ごとの画面の説明は、この記事には入れていません。

先に結論: 受け付けるか、承認するか、スパムをどう分けるかを決める

先に結論を書くと、まずコメントを受け付けるかを決め、受け付けるなら公開の前に承認する形にして、スパムの言葉を承認待ちに回します。 承認待ちに気づけるよう、メールの通知も入れておきます。

決めること 主な設定
受け付けるか コメントを許可する
公開の前に見るか 手動承認を必須にする
怪しいものを止める コメントモデレーション
確実に外す 許可されないキーワード
気づけるようにする メール通知

「ディスカッション」の画面で決められること

コメントの設定は、管理画面の「設定」→「ディスカッション」にまとまっています。WordPressの資料では、この画面で、コメントを受け付けるか、ピンバックとトラックバックを受け付けるか、何をスパムのコメントとするかを、管理者が決めるとしています。

変える前に、今の設定を書き留めておくと、思ったとおりに動かないときに元に戻せます。変えたら、画面の下の「変更を保存」を押します。WordPressの資料では、保存すると、設定を保存したという確認の表示が画面の上に出るとしています。

手順1: コメントを受け付けるかを決める

「デフォルトの投稿設定」の「新しい投稿へのコメントを許可する」が、コメントを受け付けるかの設定です。WordPressの資料では、この設定は投稿ごとに上書きできるとしています。

  • 受け付けない: チェックを外します。これから書く投稿に、コメントの欄が出なくなります
  • 公開済みの投稿も閉じる: 投稿の一覧で対象の投稿にチェックを入れ、「一括操作」の「編集」で、コメントを「許可しない」にします
  • 古い投稿だけ閉じる: 「他のコメント設定」の「古い投稿のコメントを自動的に閉じる」にチェックを入れ、日数を入れます

WordPressの資料では、日数を決めて自動で閉じると、その日数より古い投稿ではコメントの欄が使えなくなり、承認済みのコメントは表示されたまま残るとしています。

同じ「デフォルトの投稿設定」には、「他のブログからの通知 (ピンバック・トラックバック)」を受け付ける項目もあります。WordPressの資料では、この項目にチェックを入れると、ほかのサイトからの通知が投稿のコメントの欄に出るとしています。使わないなら、チェックを外しておきます。

手順2: 公開の前に承認するかを決める

「コメント表示条件」で、届いたコメントをすぐに表示するか、確かめてから表示するかを決めます。

  • コメントの手動承認を必須にする: すべてのコメントを承認待ちにします。サイトの持ち主が確かめてから表示します
  • 「すでに承認されたコメントの投稿者のコメントを許可し」で始まる項目: WordPressの資料では、前に承認したコメントと同じメールアドレスの人のコメントだけを表示し、それ以外は承認待ちにします

迷ったときは、「承認待ちのコメントを、毎日のように確かめられるか」で決めます。確かめられるなら手動承認を必須にし、確かめる手間を減らしたいなら、すでに承認された人のコメントだけを通す形にします。

「他のコメント設定」の「コメントの投稿者の名前とメールアドレスの入力を必須にする」も、よく使う設定です。ただし、WordPressの資料では、名前とメールアドレスはコメントの送信の前に確かめられるわけではないとしています。これだけでスパムを防げるわけではありません。

手順3: スパムのコメントを減らす設定

承認待ちに回すコメントの条件は、「コメントモデレーション」で決めます。

  • リンクの数: 「承認待ちにする前にコメント内で許可するリンクの数」に数を入れます。WordPressの資料では、ふつうのコメントにリンクは多くても1つか2つで、スパムには多くのリンクが入っていることがよくあるとしています
  • 言葉: その下の欄に、承認待ちにしたい言葉を1行に1つずつ書きます。WordPressの資料では、コメントの内容、名前、URL、メールアドレス、IPアドレス、ブラウザーのユーザーエージェントのどれかに一致すると、承認待ちになるとしています

もっと強い設定が「コメント内で許可されないキーワード」です。ここに書いた言葉に一致したコメントは、承認待ちではなくゴミ箱に入ります。WordPressの資料では、本物のコメントが、気づかないうちに消されるおそれがあると注意しています。最初は「コメントモデレーション」に書いて様子を見て、確実にスパムだと分かる言葉だけを移します。

WordPressの資料では、どちらの欄の言葉も、ほかの言葉の途中に含まれていれば一致するとしています。短い言葉や、よく使う言葉を書くと、ふつうのコメントまで止まります。

届いたコメントを確かめる

届いたコメントは、管理画面の「コメント」で確かめます。WordPressの資料では、画面の上の「承認待ち」「承認済み」「スパム」「ゴミ箱」などを押すと、その種類のコメントだけが一覧に出るとしています。

1つずつ処理するときは、コメントにマウスを重ねると出る「承認」「スパム」「ゴミ箱」などを押します。まとめて処理するときは、チェックを入れてから「一括操作」で「承認」「承認を解除」「スパムとしてマーク」「ゴミ箱へ移動」のどれかを選び、適用します。WordPressの資料では、ゴミ箱に入れたコメントは、あとで元に戻すか、完全に削除できるとしています。

承認待ちに気づけるよう、「自分宛のメール通知」の「コメントがモデレーションのために保留されたとき」にチェックを入れておきます。WordPressの資料では、通知は「設定」→「一般」の管理者のメールアドレスに送られ、投稿した人が編集者以上の権限グループなら、その人にも届くとしています。権限グループの違いは、WordPressのユーザー権限の決め方で紹介しています。

どこまで厳しくするかの判断

迷ったときは、「コメントに返す時間をとれるか」で決めます。時間がとれないなら、コメントを受け付けない設定にしても、サイトの運営は続けられます。受け付けるなら、承認待ちを確かめる日を決めておきます。

コメントの設定は、サイトの守りの一部です。管理者のログインの守りや、プラグインとテーマの更新はWordPressのセキュリティ対策の基本で紹介しています。

つまずきやすいところ

  • 許可されないキーワードに短い言葉を書く: 言葉の途中にも一致するため、ふつうのコメントまでゴミ箱に入ります。最初は「コメントモデレーション」で試します
  • 承認待ちに気づかない: メールの通知を入れないと、承認待ちのコメントがたまったままになります
  • 新しい投稿の設定だけ変えて終わる: 「新しい投稿へのコメントを許可する」は、これから書く投稿の設定です。公開済みの投稿は、投稿の一覧の一括編集で変えます
  • 名前とメールアドレスの入力を必須にすれば十分だと思う: 入力の内容は確かめられないため、承認の設定やリンクの数と組み合わせます

WordPressを入れたばかりで、ほかの設定もまだという人は、WordPressでブログを始める手順で全体の流れを確かめられます。

まとめ

  • コメントの設定は「設定」→「ディスカッション」で、受け付けるか、公開の前に承認するか、スパムをどう扱うかを決めます
  • 受け付けるなら、手動承認を必須にするか、すでに承認された人だけを通す形にします
  • 怪しい言葉は「コメントモデレーション」で承認待ちに回し、確実なものだけを「コメント内で許可されないキーワード」に書きます
  • 届いたコメントは「コメント」の画面で確かめ、承認待ちはメールの通知で気づけるようにします