WordPressで使わないプラグインを無効化して削除する方法|無効化と削除の違いと、消す前に確かめること
WordPressで使っていないプラグインを、管理画面で無効化してから削除する手順を、公式の資料をもとに解説します。無効化と削除で残るものの違い、消す前の控え、管理画面に入れないときの方法も紹介します。
目次
この記事でわかること
- 使っていないプラグインを、管理画面で無効化してから削除する手順
- 無効化と削除で、何が残って何が消えるかの違い
- 消す前に確かめること
- 管理画面に入れないときに使える方法の種類と注意
前に試したきり使っていないプラグインが、一覧に並んだままになっていませんか。無効化だけで済ませてよいのか、削除まですべきなのか、迷うところです。この記事では、使わないプラグインを片づける順番と、それぞれの操作の違いをまとめます。
根拠は、WordPress.orgが公開している利用者向けの資料3つ(プラグインの管理、プラグインの画面、トラブルの解決のよくある質問)と、開発者向けの資料2つ(アンインストールの方法、有効化と無効化の処理)です。どれも2026年11月1日に原文を確かめました。WordPressを動かせる環境が手元にないので、管理画面の操作そのものは試していません。ボタンは名前ではなく、押すと何が起きるかで書いています。
先に結論: まず無効化し、要らないと決めてから削除する
使っていないプラグインは、まず無効化してサイトの表示を確かめ、もう使わないと決めてから削除します。 削除は、無効化したプラグインにしかできません。
| 操作 | プラグインのファイル | プラグインの設定 |
|---|---|---|
| 無効化 | サーバーに残る | 残る |
| 削除 | 消える | 片づけの処理があれば消える |
無効化と削除の違い
プラグインの画面の資料では、無効化はプラグインを止める操作、削除はプラグインのファイルを消す操作だと説明しています。削除できるのは、無効になっているプラグインだけです。
開発者向けの資料では、利用者が無効化した後に管理画面の削除のリンクを押すと、そのプラグインはアンインストールされたとみなすとしています。設定や表をデータベースから消すのはアンインストールのときの処理で、無効化のときの処理は、キャッシュや一時ファイルのような一時的なデータを消すためのものだと区別しています。
つまり、無効化しただけなら、もう一度有効にすれば元の設定のまま使えます。削除すると、プラグインが片づけの処理を用意していれば、設定も消えます。
手順: 管理画面で無効化してから削除する
- 控えを取る: 消す前に、サイトの控え(バックアップ)を取ります
- プラグインの一覧を開く: 左のメニューのプラグインから、入っているプラグインの一覧を開きます。有効なものは太字で表示されます
- 無効化する: 片づけたいプラグインの無効化のリンクを押します。うまくいくと、画面の上に無効化したことの知らせが出ます
- サイトを確かめる: ページの表示や問い合わせのフォームなど、そのプラグインに関係しそうな所がおかしくないかを見ます
- 削除する: 問題がなければ、同じ行の削除のリンクを押します
資料によると、一覧の上の絞り込みには、入っているけれど止まっているプラグインだけを並べる項目があります。片づける候補を探すときに使えます。
消す前に確かめること
- 控えがあるか: 削除はファイルを消す操作です。資料でも、プラグインを更新する前には必ず新しい控えを取るよう書いており、消すときも同じ用心が要ります
- 設定を後で使うか: 片づけの処理があるプラグインは、削除で設定も消えます。また使う予定があるなら、無効化のまま置いておきます
- 一覧に出ないプラグインがないか: 必ず使うプラグイン(mu-plugins)は自動で有効になり、ふつうの一覧には出ません。資料では、専用のフォルダーからファイルを取り除かない限り止められないとしています
管理画面に入れないときの方法
プラグインのせいで管理画面が開かないときに、すべてのプラグインを無効にする方法が、トラブルの解決のよくある質問に2つ載っています。
- データベースの管理画面で、有効なプラグインの記録を空にする: 資料では、使い方に慣れていなければ、サーバー会社に助けを求めるか、その案内を見るよう書いています
- ファイルの管理の道具で、pluginsのフォルダーの名前を変える: 資料では、この方法はプラグインの設定を残したまま止め、元の名前に戻した後は1つずつ有効にし直す必要があるとしています
どちらもサーバーに入る権限が要ります。この記事では細かい手順は扱いません。管理画面からの削除が使えない場合に、サーバーからフォルダーを消す方法もありますが、資料ではどうしても必要なときだけにするよう勧めています。
自分で片づけるか、相談するかの判断
いちばんの目安は、「そのプラグインが何をしているか、分かっているか」です。自分で入れて試しただけのものや、止めても表示が変わらないものは、この記事の手順で片づけられます。
誰が入れたか分からない、止めるとサイトの表示や動きが変わる、管理画面に入れない、という場合は、自分だけで片づけずに、サイトを作った人や管理者、契約しているサーバー会社に聞きます。どの場合も、作業の前に控えを残します。
つまずきやすいところ
- 無効化したまま、更新もせずに置いておく: 残しておくプラグインの更新の考え方は、WordPressのプラグインとテーマの自動更新の決め方にまとめています
- 使っていないものを減らすだけで安心する: 片づけはセキュリティ対策の一部です。更新・控え・ログインの保護と合わせた基本は、WordPressのセキュリティ対策の基本で紹介しています
- 止まっているプラグインの数を確かめる場所が分からない: サイトの状態をまとめて見る画面の使い方は、WordPressのサイトヘルスで確かめることと直す順番で紹介しています
まとめ
- 使わないプラグインは、まず無効化してサイトを確かめ、もう使わないと決めてから削除します
- 無効化ではファイルも設定も残り、削除ではファイルが消えます。設定はプラグインの片づけの処理しだいです
- 削除の前には控えを取ります
- 管理画面に入れないときの方法はサーバーに入る権限が要るため、慣れていなければ相談します
よくある質問
無効化したまま置いておくのと、削除するのは、どちらがよいですか?
また使う予定があるなら無効化、もう使わないと決めたなら削除です。無効化しても、プラグインのファイルはサーバーに残ります。資料では、削除はプラグインのファイルを消す操作で、無効化したプラグインだけが削除できるとしています。
削除すると、そのプラグインの設定も消えますか?
プラグインの作りによります。開発者向けの資料では、利用者が無効化した後に管理画面の削除のリンクを押すとアンインストールとみなされ、そのときにプラグインの設定や表を片づける処理を用意できるとしています。用意されていれば消え、なければ残ることがあります。
複数のプラグインをまとめて無効化できますか?
できます。資料では、一覧でチェックを入れたプラグインに、まとめて無効化や削除をする一括の操作があるとしています。ただ、不具合の原因を探すときは、1つずつ無効化して確かめるよう勧めています。
一覧に出てこないプラグインがあるのはなぜですか?
「必ず使うプラグイン」(mu-plugins)の可能性があります。資料では、特別なフォルダーに置かれて自動で有効になり、ふつうのプラグインの一覧には出ないとしています。無効にするには、そのフォルダーからファイルを取り除く必要があります。
無効化したプラグインが「最近まで有効」に出ています。これは何ですか?
資料では、最近無効にしたプラグインの一覧で、無効にしてから7日を過ぎると外れるとしています。消したかどうかの目印ではありません。