Claude Codeの始め方と使い方|入口の選び方・最初の一歩・安全に進めるコツ
Claude Codeを使い始めたい人向けに、ターミナル版とエディタ拡張版の選び方、最初のセッションで何をするか、変更を受け入れる前の確認、Gitを安全網にする方法を解説します。
目次
この記事でわかること
- ターミナル版とエディタ拡張版のどちらを選べばよいか
- 始める前に用意しておくもの
- 最初のセッションで何を頼むとよいか
- 変更を受け入れる前に確認すること
- Gitを安全網として使う方法
Claude Codeがどういうツールかについては、Claude Codeとはで解説しています。この記事では、実際に使い始めてからの進め方を扱います。
入口は大きく2つある
Claude Codeにはいくつかの利用方法がありますが、最初に選ぶのは実質次の2つです。
| 入口 | 向いている人 | 特徴 |
|---|---|---|
| エディタの拡張機能として使う | 普段ターミナルを使わない人 | 変更内容を画面上で見ながら進められる |
| ターミナルから使う | すでにターミナルで作業している人 | サーバー上など、画面のない環境でも使える |
迷ったらエディタの拡張から始めるのが無難です。 何がどう変更されたかを目で見ながら進められるためで、これは使い始めの時期に最も重要な点です。あとから乗り換えることもできます。
インストールの具体的な手順は、環境や時期によって変わります。公式の案内に従ってください。この記事では、入れたあとに効いてくる部分を扱います。
始める前に用意するもの
- 対象のプラン契約(利用には契約が必要です。内容や料金は変わることがあるため公式で確認してください)
- 作業用のフォルダ(いきなり本番で使っているファイルを対象にしないこと)
- Gitが使える状態(後述します。これが最も効く準備です)
3つ目が重要です。Gitを使える状態にしておくと、失敗を取り消せるようになります。
Windowsで使う場合の文字化けや改行コードの注意点は、WindowsでClaude Codeを使うときの注意点で紹介しています。
最初のセッションで頼むとよいこと
使い始めてすぐに大きな作業を頼むと、何が起きたか分からないまま変更が積み上がります。最初は次のような、結果を確認しやすい小さな依頼から始めてください。
- 「このフォルダに何があるか説明して」(まず現状を把握させる)
- 「このファイルが何をしているか説明して」(読む作業なので変更が発生しない)
- 「この関数にコメントを追加して」(変更が小さく、結果を確認しやすい)
読むだけの依頼から始めると、変更を伴わないので安全で、かつ返答の質から相手の得意・不得意も見えてきます。
指示を出すときのコツ
対象を明示する
「直して」だけでは、どこを直すのか判断が必要になります。どのファイルの、どの部分かを伝えると、範囲が広がりにくくなります。
一度に頼む量を小さくする
「全体をきれいにして」のような依頼は、変更が広範囲に及び、確認が追いつかなくなります。1回の依頼で確認できる量に区切ってください。結果的にはその方が早く進みます。
期待する結果を先に言う
「エラーが出ないようにして」ではなく、「このコマンドを実行したときに◯◯と表示されるようにして」と伝えると、ずれが減ります。指示の出し方の考え方はChatGPTを仕事で使う方法とも共通します。
変更を受け入れる前に確認する
ここが最も重要です。提案された変更をそのまま受け入れ続けると、自分が理解していないコードが手元に積み上がります。
- 何を変更したのか説明させる(「今の変更を1行で説明して」と聞けば済みます)
- 変更されたファイルの一覧を確認する(頼んでいないファイルが含まれていないか)
- 実際に動かして確かめる(説明が正しいとは限りません)
動いたかどうかの確認は、最終的に自分の責任です。これはAIの性能とは別の問題で、Claude CodeでWebサイトを作るでも同じ点に触れています。
コードの変更なら、テストで確かめる方法もあります。そのテストが本当に不具合を見つけられるかの確かめ方は、Claude Codeにテストを書かせる方法で紹介しています。
実行の許可を求められたときの考え方
ファイルの変更やコマンドの実行にあたって、進めてよいかを確認される場面があります。ここを機械的に許可し続けると、確認の意味がなくなります。
- 何をしようとしているのかを読んでから判断する(ファイル名・コマンドの中身)
- 消す・上書きする操作は特に慎重に(復元できない場合があります)
- 意図と違うと感じたら止めて、指示をやり直す(そのまま進めるより早く終わります)
判断に迷う操作を提案された場合は、なぜそれが必要なのかを聞いてから決めても遅くありません。
本番のサーバーのように、間違えると元に戻しにくい環境で使う場合の進め方はClaude CodeでAlmaLinuxサーバーを構築・運用する方法にまとめています。
長い作業をどう区切るか
ある程度の規模の作業を頼むときは、最初に全部やらせないことが結果的に早道になります。
- 何をするつもりかを先に説明させる(認識のずれをここで潰せます)
- 1つ目だけ実行させて確認する
- 問題なければ次に進める
この進め方だと、ずれていた場合の手戻りが1ステップ分で済みます。まとめて任せると、どこでずれたのかを探すところから始めることになります。
数日以上続く作業の区切り方と、会話を切り替えた後の再開のしかたは、Claude Codeで長期プロジェクトを進める方法で詳しく扱っています。
Gitを安全網として使う
プログラミング未経験の人ほど、ここを先に整えておくと安心して試せるようになります。
Gitは変更履歴を記録する仕組みです。作業前の状態を記録しておけば、何が起きても戻せます。
- 作業を始める前に、現在の状態を記録しておく
- 区切りごとに記録する(まとめて記録すると、どこで壊れたか分からなくなります)
- おかしくなったら、記録した時点に戻す
「元に戻せる」と分かっていると、思い切って試せるようになります。逆にこれがないと、失敗を恐れて小さな依頼しかできなくなります。
つまずきやすい点
頼んでいない範囲まで変更される
指示の範囲が広いことが原因です。対象を明示し、依頼を小さく区切ってください。作業前にGitで記録してあれば、戻すのも簡単です。
会話が長くなると噛み合わなくなる
やり取りが増えるほど、前半の文脈が扱いにくくなります。区切りがついたら新しいセッションを始め、必要な前提だけを改めて伝える方がうまく進みます。
毎回伝え直す前提は、CLAUDE.mdに書いておくと新しい会話でも読み込まれます。書き方はCLAUDE.mdの書き方にまとめています。
説明は合っているのに動かない
説明と実際の動作は別物です。必ず自分で動かして確認してください。 動かなかった場合は、エラーの内容をそのまま伝えると修正が早くなります。
機密情報の扱い
業務のコードやデータを扱う場合は、利用しているプランでの取り扱いを事前に確認してください。これは他のAIサービスを使う場合と同じ考え方です。
まとめ
Claude Codeを使い始めるときの要点は次のとおりです。
- 迷ったらエディタの拡張から始める(変更を目で見ながら進められる)
- 作業用フォルダとGitを先に用意する
- 最初は読むだけの依頼から始める
- 指示は対象を明示し、小さく区切る
- 変更は受け入れる前に確認する(説明させる・一覧を見る・動かす)
インストール手順のような変わりやすい部分は公式の案内に任せ、手元で守るべきことを決めておく方が、結果的に長く使えます。プログラミング自体を学ぶ方向に進みたい場合は、Pythonを学ぶ方法もあわせてご覧ください。
よくある質問
ターミナル版とエディタ拡張版、どちらを選べばいいですか?
普段ターミナルを使っていない場合は、エディタの拡張から始める方が迷いにくくなります。画面の中で変更内容を見ながら進められるためです。すでにターミナルで作業している人や、サーバー上で使いたい場合はターミナル版が向きます。あとから乗り換えることもできます。
プログラミングの経験がなくても使えますか?
使い始めること自体はできます。ただし、出てきた変更が妥当かどうかを判断するのは利用者側の役割です。いきなり本番で使っているファイルに適用せず、練習用のフォルダから始めることをおすすめします。
使うのにお金はかかりますか?
利用には対象のプラン契約が必要です。プランの内容や料金は変わることがあるため、契約前に公式サイトで最新の情報を確認してください。
作業を頼んだら、頼んでいないファイルまで変更されました。どうすればいいですか?
指示の範囲が広すぎることが原因です。対象のファイルを明示し、一度に依頼する内容を小さく区切ってください。また、作業前にGitで変更を記録しておくと、意図しない変更を元に戻せます。
会話が長くなると精度が落ちるように感じますが、どうすればよいですか?
やり取りが増えると、前半の文脈が扱いにくくなります。作業の区切りがついたところで新しいセッションを始め、必要な前提だけを改めて伝える方がうまくいきます。