AIで仕事のスライドを作る方法
ChatGPT・Claude・Gemini・Canvaを使ってAIで仕事のスライドを作る方法を、2026年9月22日時点の公式情報をもとに解説します。基本の流れやプロンプト例も紹介します。
本記事はプロモーションを含みます。紹介する情報は、実際の成果や効果を保証するものではありません。
目次
この記事でわかること
AIを使って仕事のスライド・プレゼン資料を作りたい人向けに、AIにどこまで任せられるのか、ChatGPT・Claude・Gemini・Canvaそれぞれでの作り方、実際に手を動かす基本的な流れ、良いプロンプトの作り方を整理します。ツールの一覧で終わらせず、実際にどの順番で作業を進めればよいかが分かることを目指しています。
AIでスライド作成はどこまでできる?
生成AIはスライド作成の多くの工程を助けてくれますが、「指示すれば完璧な資料が完成する」というものではありません。まず、AIが得意な部分と、人間が確認すべき部分を整理しておきます。
AIが得意な部分
- 構成案・アウトラインの作成
- タイトル案・見出し案の作成
- スライドごとの要点整理、文章の短文化
- 図表・グラフの案の提示
- 初稿(たたき台)の作成
- デザイン案の提示
人間が確認すべき部分
- 数値の正確性
- 社内固有の情報・最新情報
- 最終的な意思決定・ストーリー
- 相手に合わせた表現
- ブランドルール・最終的なレイアウト
AIに土台となる部分を作ってもらい、内容の正しさと最終的な仕上げは自分で行う、という役割分担を意識すると使いやすくなります。
AIでスライドを作る基本的な流れ
初めてAIでスライドを作る場合、次のような流れで進めると迷いにくくなります。
- 目的を決める(何のための資料か)
- 誰に見せる資料か決める(対象者・前提知識)
- AIに構成案(アウトライン)を作らせる
- 各スライドの内容をAIと一緒に作る
- PowerPoint・Google Slides・Canva等でスライドの形にする
- 数値・事実関係を人の目で確認する
- デザイン・レイアウトを整える
- 全体を通して最終確認する
ステップ3・4はAIとの対話でかなり進められますが、ステップ6の事実確認とステップ8の最終確認は、AIに任せきりにせず必ず自分で行ってください。
ChatGPTでスライドを作る方法
OpenAI公式情報(help.openai.com、2026年9月22日確認)によると、「ChatGPT for PowerPoint」という機能が提供されています。これは、chatgpt.comの一般的なチャット画面とは別に、Microsoft PowerPoint内のサイドバーとして動作する機能です。
ChatGPT for PowerPointでは、次のようなことができるとされています。
- 元になる資料(ソース)から、プレゼンの初稿を作成する
- 既存のプレゼン資料にスライドを追加・修正する
- デッキ全体のストーリーや構成について質問する
- 想定する相手に合わせて内容を調整する
作成・編集されたスライドはPowerPoint上で引き続き編集できますが、複雑な編集やテンプレートへの当てはめは、そのまま使わず確認が必要とされています。Free・Go・Plus・Pro・Business・Enterprise等、幅広いプランで利用できますが、利用できる回数の上限はプランによって異なります(help.openai.com、2026年9月22日確認)。
なお、chatgpt.comの通常のチャット画面でも、構成案やスライドの文章を考えてもらうことは可能です。PowerPoint内で直接スライドを操作したい場合は上記の統合機能、それ以外の場面ではチャット画面での壁打ち、という使い分けができます。ChatGPT自体の基本についてはChatGPTとは?初心者向け使い方ガイド、仕事での使い方全般はChatGPTを仕事で使う方法:活用例・指示の出し方・学び方の選択肢で解説しています。
ClaudeでPowerPointを作る方法
Anthropic公式情報(support.claude.com、2026年9月22日確認)によると、Claudeは自然言語の指示から、PowerPoint(.pptx)・Excel(.xlsx)・Word(.docx)・PDFのファイルを直接作成できます。「この内容をプレゼン資料にしてください」のように伝えるだけで、Claude.ai上でファイルが生成され、そのままダウンロードしたり、Google Driveへ保存したりできます。
この機能は、Free・Pro・Max・Team・Enterpriseのいずれのプランでも利用できるとされています(support.claude.com、2026年9月22日確認)。開発者向けの「Claude Code」というツールもありますが、これは別のツールであり、この記事で紹介しているスライド作成には必須ではありません。Claude Codeについて詳しく知りたい方はClaude Codeとは?できることを初心者向けに解説をご覧ください。
Gemini / Google Slidesで作る方法
Google公式情報(support.google.com・workspace.google.com、2026年9月22日確認)によると、Google Slidesの画面右上にある「Ask Gemini」から、プロンプトを使ってスライドを生成・編集できます。
- プロンプトから新しいスライドをゼロから作成する
- 既存のプレゼンの見た目(デザイン)を引き継いで作成する
- 「@ファイル名」でGoogle Drive上の資料を参照しながらスライドを作る
- レイアウトの調整、配色の変更、生成したグラフの更新を指示する
2026年9月22日時点では、このスライド生成・編集機能はパソコンでのみ利用でき、対応言語は英語のみです(support.google.com、2026年9月22日確認)。
通常、この機能を利用するには対象となるGoogle WorkspaceまたはGoogle AIプランが必要です(support.google.com、2026年9月22日確認)。個人アカウントでは、新しいAI機能を試せる「Google Workspace Experiments」の対象ユーザーとして利用できる場合もあります(support.google.com、2026年9月22日確認)。
CanvaでAIプレゼンを作る方法
Canva公式情報(canva.com、2026年9月22日確認)によると、「Magic Design for Presentations」という機能を使うと、作りたい内容を一言入力するだけで、トピック・アウトライン・サンプルコンテンツを含むプレゼンの初稿が、デザインつきで生成されます。既存のテンプレート・デザイン性を重視したい人に向いている選択肢です。
無料でも試せますが、Magic Designは全バージョン合計で10回までの無料利用となっており、それ以上使いたい場合はCanva Proへの加入が必要です(canva.com、2026年9月22日確認)。また、2026年9月22日時点でも、Magic Design for Presentationsへの入力(プロンプト)は英語のみに対応しており、日本語では利用できません。生成後の内容を日本語に翻訳したい場合は、Canvaの翻訳機能を別途使う必要があります(canva.com、2026年9月22日確認)。
4つの方法の違い
公式情報で確認できた範囲で、4つの方法の違いを整理します。
| サービス | 主な作成環境 | 無料での利用 | プロンプトの言語 |
|---|---|---|---|
| ChatGPT for PowerPoint | Microsoft PowerPoint内 | Free/Goで利用可(回数に上限) | 日本語対応 |
| Claude | Claude.ai・デスクトップ/モバイルアプリ | Freeプランで利用可 | 日本語対応 |
| Gemini in Google Slides | Google Slides内(パソコンのみ) | 対象プランが必要※ | 英語のみ |
| Canva Magic Design for Presentations | Canva | 全バージョン合計10回まで無料 | 英語のみ |
※ Geminiは通常、対象となるGoogle WorkspaceまたはGoogle AIプランが必要です。個人アカウントでは、「Google Workspace Experiments」の対象ユーザーとして利用できる場合があります。上記は2026年9月22日時点で公式情報から確認できた内容です。仕様は変更される可能性があるため、利用前に各公式サイトで最新情報を確認してください。
AIスライド作成用プロンプト例
AIに構成案を作ってもらうときは、目的や条件をできるだけ具体的に伝えると、手直しの手間が減ります。たとえば、次のような伝え方があります。
営業部の月次会議で使用するプレゼン資料の構成案を作ってください。
対象: 営業部長と営業担当者 目的: 今月の売上状況を共有し、来月の重点施策を決める 枚数: 8〜10枚
含める内容: ・今月の売上概要 ・前月との比較 ・目標との差 ・好調だった商品 ・課題 ・来月の重点施策 ・担当者ごとの次のアクション
ルール: ・1スライド1メッセージにする ・タイトルだけで要点が分かるようにする ・数値は私が伝えたデータだけを使用する(数値を推測して補わない) ・不明な点があれば、埋めずに質問する ・グラフに向いている箇所があれば提案する
このように、目的・対象者・枚数・含める内容・ルールを分けて伝えると、AIが何を作ればよいか判断しやすくなります。特に「数値は与えたデータだけを使う」「不明点は推測せず質問する」という指示は、仕事の資料を作るうえで重要です。
数値やグラフを扱うときの注意点
仕事のスライドでは、数値の正確さが特に重要です。AIに数値を含む資料を作らせるときは、次の点に注意してください。
- 与えていない数値をAIが補って作成してしまうことがあるため、「与えたデータだけを使う」「不明な数値は推測しない」と指示する
- AIが作ったグラフや表についても、元データ・集計方法・単位・期間・合計値が正しいかを人の目で確認する
- 数値の解釈(良い/悪いといった評価)は、背景を理解している自分自身で行う
機密情報の扱いについて
仕事の資料をAIで作る場合、会社の機密情報や顧客情報を入力してよいかどうかは、会社のルールや契約、利用しているプラン・環境によって異なります。「機密情報は一切入力してはいけない」と一律に判断するのではなく、会社のルール・契約内容・利用しているサービスのデータ管理方針を事前に確認したうえで、パスワード・APIキー・社内システムの接続情報・非公開の個人情報などを安易に入力しないようにしてください。
まとめ
AIを使えば、スライドの構成案・初稿・デザイン案までを短時間で作れますが、数値の正確さや最終的なストーリーの判断は、引き続き自分で行う必要があります。ChatGPT・Claude・Geminiそのものの違いを詳しく知りたい方はChatGPT・Claude・Gemini比較:違いとできること、選び方、ChatGPT自体の基本操作はChatGPTとは?初心者向け使い方ガイド、仕事での使い方全般はChatGPTを仕事で使う方法:活用例・指示の出し方・学び方の選択肢もあわせてご覧ください。
よくある質問
AIに指示すれば、そのまま使えるスライドが完成しますか?
構成案・初稿・デザイン案までは短時間で作れますが、そのまま使える状態にはなりません。数値の正確さ、相手に合わせた表現、最終的なストーリーの判断は自分で行う必要があります。AIに土台を作ってもらい、仕上げは自分が担当する、という分担で考えてください。
数値を含む資料をAIに作らせても大丈夫ですか?
指示の仕方に注意が必要です。与えていない数値をAIが補って作成してしまうことがあるため、「与えたデータだけを使う」「不明な数値は推測しない」と明示してください。作られたグラフや表についても、元データ・集計方法・単位・期間・合計値を人の目で確認してください。
日本語でスライドを作れますか?
サービスによって異なります。本文の比較表にまとめたとおり、プロンプトが英語のみに対応している機能もあります(2026年9月22日時点で各公式サイトから確認した内容)。仕様は変更されることがあるため、利用前に必ず公式サイトで最新の対応状況を確認してください。
どのサービスから試すのがよいですか?
普段の作業環境に合わせるのが現実的です。PowerPointで仕上げることが多いならPowerPoint内で動く機能、Google Slidesが中心ならその中の機能、デザイン性を重視するならテンプレートが充実したサービス、という選び方ができます。まず無料で試せる範囲で比べてください。
社外秘の資料をAIでスライド化してもよいですか?
会社のルール・契約内容・利用しているサービスのデータ管理方針を事前に確認してください。 一律に禁止と判断する必要はありませんが、パスワード・APIキー・社内システムの接続情報・非公開の個人情報などを安易に入力しないようにしてください。